AUD/CAD
経済指標・イベント重要度リスト
AUD/CAD運用における経済指標とイベントの影響度を整理したリストです。
資源国通貨ペア特有の動きを理解し、適切な判断を行うための参考資料としてご活用ください。
最終的な判断は、投資戦略会議での協議を踏まえて行います。
AUD/CAD通貨ペアの特性
AUD/CADは、両通貨とも資源国通貨であるという特徴を持っています。
この特性により、他の通貨ペアとは異なる独特の動きを見せます。
AUD(豪ドル)
主要輸出品:鉄鉱石・石炭・金
最大貿易相手国:中国
特徴:中国経済の影響を強く受ける「中国代理通貨」
金利水準:相対的に高金利
CAD(加ドル)
主要輸出品:原油・天然ガス
最大貿易相手国:アメリカ
特徴:原油価格と強く連動する「コモディティ通貨」
金利水準:中程度
AUD/CADが動きやすい3つの要因
- 中国経済の動向:中国の経済指標悪化や需要減少は、豪ドルを直撃します
- 資源価格の変動:鉄鉱石・原油価格の急変動は、両通貨に同時に影響します
- リスクオン・リスクオフ:世界的な市場センチメントの変化に敏感に反応します
重要:AUD/CADは、AUDの方が下げ幅が大きくなる傾向があります。
これは、中国経済への依存度が高く、リスクオフ時に真っ先に売られやすいためです。
そのため、関税合戦や地政学リスクが発生すると、AUD/CADは下落トレンドになりやすい特性があります。
★5 稼働停止推奨イベント
重要:以下のイベントは、AUD/CAD運用における最大のリスク要因です。
投資戦略会議での判断を待ち、必要に応じてEA稼働を停止してください。
1. 関税合戦・貿易戦争
- 対象:米中関税合戦、米加関税強化、豪中貿易摩擦など
- 影響:世界的なリスクオフにより、AUD・CAD両通貨が同時に売られる
- AUD/CADへの影響:AUDがより大きく下落するため、下落トレンドが発生しやすい
なぜAUD/CADは下落しやすい?
| 通貨 | 影響メカニズム | 下落度 |
|---|---|---|
| AUD | 中国向け鉄鉱石輸出が減少→豪ドル売り加速 | 大 |
| CAD | 原油需要減少→カナダドル売り | 中 |
| AUD/CAD | AUDの方が下げ幅が大きいため、ペアとして下落 | 下落トレンド発生 |
行動指針:
・ 関税発動・報復関税のニュースが出た場合 → 投資戦略会議で判断
・ 状況次第ではEA稼働停止を検討
・ 市場が落ち着くまで様子見(最低1週間以上)
2. 政権交代時期(12月中旬〜1月上旬)
- 対象:米国・中国・オーストラリア・カナダの大統領・首相交代
- 影響:政策の大幅な変更リスク(関税政策・金融政策・外交政策など)
- 期間:12月中旬〜1月上旬
行動指針:
・ 12月中旬〜1月上旬は原則EA稼働停止
・ 新政権の政策方針が明確になるまで様子見
・ 投資戦略会議で再開タイミングを協議
3. 地政学リスク(戦争・軍事衝突・制裁)
- 対象:戦闘開始・ミサイル発射・経済制裁発動など
- 影響:世界的なパニックにより、リスク資産が投げ売りされる
- AUD/CADへの影響:資源国通貨として真っ先に売られる
行動指針:
・ 戦闘開始・制裁発動のニュースが出た場合 → 投資戦略会議で即座に判断
・ 状況次第ではEA即停止を検討
・ 事態が収束するまで市場を静観
★4 注意が必要なイベント
基本方針:普段より動きやすいため注意が必要。
投資戦略会議で状況を確認し、必要に応じて対応を協議します。
| イベント | AUD/CADへの影響 | 対応 |
|---|---|---|
| RBA政策金利発表 | サプライズ利上げ・利下げでAUDが急変動 | 事前に認識し、発表後の動向を確認 |
| BoC政策金利発表 | サプライズ利上げ・利下げでCADが急変動 | 事前に認識し、発表後の動向を確認 |
| 中国GDP・製造業PMI | 中国経済の悪化でAUDが売られやすい | 中国経済指標を重点的に監視 |
| 原油在庫・OPEC会合 | 原油価格の急変動でCADが影響を受ける | 原油価格の動向を注視 |
| 米FOMC・CPI | 世界的なリスクオン・オフを通じて間接的に影響 | 米国の金融政策を確認 |
用語解説
RBA(Reserve Bank of Australia):オーストラリア準備銀行
BoC(Bank of Canada):カナダ銀行
FOMC(Federal Open Market Committee):米連邦公開市場委員会
OPEC:石油輸出国機構
★3 通常稼働で対応可能なイベント
基本方針:ある程度動く可能性はありますが、通常稼働で問題ありません。
事前に認識しておく程度で十分です。
| イベント | 影響度 |
|---|---|
| 豪雇用統計 | 数十pips程度の一時的な変動 |
| カナダ雇用統計 | 数十pips程度の一時的な変動 |
| 豪CPI(消費者物価指数) | 予想範囲内なら影響限定的 |
| カナダCPI(消費者物価指数) | 予想範囲内なら影響限定的 |
| 豪・加・米GDP | 一時的な変動 |
| RBA・BoC総裁発言 | 内容次第で変動 |
★2 軽く注意する程度のイベント
| イベント | 影響度 |
|---|---|
| 小売売上高(豪・加) | 軽微 |
| 製造業PMI・非製造業PMI | 軽微 |
| 建設許可・住宅着工件数 | 軽微 |
| 貿易収支 | 軽微 |
| 米失業保険申請件数 | 軽微 |
★1 ほぼ影響なし
| イベント | 影響度 |
|---|---|
| 小規模な経済ニュース | ほぼなし |
| アナリストコメント | ほぼなし |
| 軽い要人発言 | ほぼなし |
投資戦略会議について
重要:このリストは参考資料です。
最終的な判断は、投資戦略会議での協議を踏まえて行います。
花部門では、重要イベント発生時に投資戦略会議を開催し、
市場状況を分析したうえで、適切な対応を協議します。
- 会議の目的:市場状況の分析と対応方針の決定
- 判断基準:イベントの規模、市場の反応、過去の事例
- 対応方針:EA稼働継続・ロット縮小・一時停止・完全停止
- 再開判断:市場の落ち着きを確認し、慎重に判断
会員の皆様へ:
重要イベント発生時は、投資戦略会議からの連絡をお待ちください。
独断での判断ではなく、チーム全体で協議したうえで対応方針を決定します。
